何歳からでもワクワク株投資

200万円をどこまで増やせる?

相場の世界は、ありがたい「格言」だらけ

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落ちるナイフをつかむな

「落ちるナイフをつかむな」。そんなこと、株をやる前から知っていました。台所で包丁を落とした場合だって、素手でつかめば当然ケガをする。宮本武蔵じゃあるまいし、真剣白羽取りなんざできませんよォーーー!

と、頭では分かっていたはず。なのに、やってもーた

〈7187〉ジェイリース。ここは、家賃債務保証事業をメインとする会社。高齢化や外国人の増加でアパートやマンションを借りるにも保証人がたてられない人が増えている。かくいう私もその一人。親はいないし、兄は定年退職しちゃったし。この先こういう家賃保証会社のお世話になることもあるだろう。

そんなわけで、私のなかでは今後も成長し続けるハズと注目している銘柄。過去に何回か短期で売買したこともありました。

そのジェイリースが、11月11日に決算発表。

これまでも株価はご覧の通り右肩上がり。で、今回の決算でも、売上、利益、利益率ともに過去最高という好決算を叩き出した。普通なら株価は跳ね上がる!

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〈7187〉ジェイリース 出典:かぶれん https://www.kabutore.biz/

ですが、以前も書いたように決算プレーはキケン。いくらいい決算を出しても叩き売られるのはよくあること。そのよくあることが、起こっちゃったんです。

株価は朝から急降下(上のチャートの右端を見て)。えっ、何? ウソォ〜ン。ジェイリース、お前もか……で、終わっておけばよかったんです。

なまじ株に少し慣れてきたせいで、ここで私はひらめいた!

こういう業績のいい会社の株は、一時的に落ちてもまたすぐ上がる。安くなったんだから、今が買い時? って。

バカバカバカ…私のバカ! 分かっているはずだったのに、今が「落ちるナイフ」だと気づかなかった。マイナス200円くらいになったところで、「こんなに安くなったんだから、買わなきゃ損」と買っちゃったんですぅ。

で、その後、オソロシイ勢いで落ち続け、ハッと目がさめて損切り。わずか1時間半くらいで16,900円ほどの損。翌日も下げ続けたから、そこで損切りできたのがかろうじての救いでした。

頭と尻尾はくれてやれ

教訓!もちろん「安く買って高く売る」は株の基本。

だけど、ナイフは床に落ちてから、つまり底値を打ったを確認してから買うべきなんですねーー(そんなの、言われなくてもみなさんご存知なわけですが)。

いったん落ちたとしても、床に当たってリバウンドすれば、やっぱりつかむのはキケン。だから、グサッと突き刺さったのを見届けてからじゃなきゃダメ。

ただし、私のような初心者には、突き刺さったかどうかを判断するのはむずかしい。なので、買うなら、底から反転して少し上昇するのを見届けてからのほうが安心なんですね。

確かに底値で買えれば利益は大きいです。

でも欲張っちゃダメ。少しくらい利益を取り損ねても、リスクは回避できるのだから。

ここでまた相場の格言。「頭と尻尾はくれてやれ」

つまり欲張っちゃいかんということですよ。ホントにホント、その通りでございます。身にしみました。