「ロービジョン」の方々に朗報です！
今、日テレでやってるドラマ『恋です！〜ヤンキー君と白杖ガール〜』。
主演の杉咲花ちゃん、かわいいですね。花ちゃんの役どころは、盲学校に通う白杖ガール。ドラマでは光と色がぼんやり見えるという設定で、拡大読書器を使って教科書を読んだりしているので、視力をまったく失っているわけじゃない「ロービジョン」だと思われます。
この「ロービジョン」の人たちは、世界で2.5億人、日本でも140万人いらっしゃるそうです。
そんな「ロービジョン」の方々に朗報！
株式会社QDレーザが、世界で初めて夢のような発明をしたんです。それは、網膜に直接レーザを投影することで、視力に関係なく映像を見ることができるようになる医療デバイス。メガネ型の機器で、現在、国内での承認もとって販売も始まっています。
世界のどこにもない技術が、日本にある！
QDレーザは、元々富士通からのスピンオフベンチャーとしてスタートした会社で、今年マザーズに上場したばかり。
医療分野以外にも、やはり世界で初めての通信用量子ドットレーザの開発と量産にも成功しています。唯一無二の技術を持つ会社なんです。
視覚医療の分野では、ドラッグストアによくあるような血圧測定器のように、手軽に緑内障の進行をチェックできる検査器も開発中だとか。この超高齢化時代にはありがたいですね。
さらに、近未来には、人類すべてが網膜投影で究極のヴァーチャルリアリティを体験できる技術だって開発しちゃう。フェイスブックも真っ青なメタバース事業ですよ。メチャクチャ将来性ありそうじゃないですか？
実際、上場時770円だった株価は2週間で2倍以上に跳ね上がったんです。その後はしばらく停滞したものの、11月の決算発表と同時にまた上昇。
買うでしょ、〈6613〉QDレーザ。買いましたよ！
「MSワラント」、何ですか、それ？
ただねぇ。私が意気揚々と買ったら、しばらくして例のごとく株価下がりました。貧乏神かッ！ みなさん、もう私には近づかないでください、貧乏がうつるので……。
忘れもしない、日経平均が大安売りになってしまった11月26日のブラックフライデー。QDレーザが突然ニュースを発表。資金調達のため「第三者割当による新株予約権の発行」をするっていうんです。何だ、それ？
初心者な上に無知な私は知りませんでした。これは「MSワラント」といって、株の価値が希薄化してしまうたいへんよろしくないものでした。
また一つ勉強させていただきました……と言ってる場合じゃない！
実際、現在の株価、こ〜〜んな感じです↓
確かにね、決算を見ても売上高は上がっているものの、研究費や設備投資にお金がかかって利益は赤字。社長自ら、何かのインタビューに答えて言っていました。「黒字になるのは2023年以降だ」と。
あ〜あ、わざわざ株主に評判悪いMSワラントなんてしなくても,銀行がお金貸してくれなかったのかなァ。貸してくれなかったから、ワラントなのか……。
ふ、不安……。
事業内容そのものは、世界を明るく照らしてくれる。持ってる技術は世界にたった一つ！ だけど、業績がァァァ………。
よっしゃ、10年後見ておれ！ 株価100倍になっても知りませんからね。（ハイハイ、そうですか）
