「全固体電池」の開発競争はもう止まりません
前回に続いて、リチウムイオン電池の続きです。まずは、よけいなお世話ですが、前回の記事の振り返り。
- リチウムイオン電池は、カーボンニュートラル&EV時代を支えるキーテクノロジー
- 原料のリチウムは主に南米の「塩湖」に埋蔵されている
- その「リチウム・トライアングル」では、今、熾烈な争奪戦の真っ最中!
- 南米の人々は、経済発展の切り札としてリチウム・マネーに大いに期待
- リチウムイオン電池の進化形は、「全固体リチウムイオン電池」
〈5214〉日本電気硝子、頑張ってます!
とまあ、そんな感じで今話題のリチウムですが、今度はこんなニュースが!
世界初! オール酸化物全固体ナトリウムイオン二次電池開発。
これ、日本電気硝子という会社が11月18日に発表したんです。
なんでもこの電池には、リチウムの代わりにナトリウムが使われているんだそう。リチウムと違って資源確保がラクで安い。で、発火や有毒ガスが出る心配もないらしいです。
スゴイですよね!
実は、この〈5214〉日本電気硝子。現在の私の保有株。だから、ことさらにスゴイと褒め讃えたい。そして確かに、この発表翌日の株価は上がりました。
だけど、だけど……。その後は、シーーーーーーーーーン。ニュースでもネットでもちっとも話題になってない。あれ? この研究開発、そんなにスゴくない? それともリチウム業界に邪魔されてる?
確かに実用化は2025年頃ともいわれているし、みんなに注目されるのはまだ先なのかも。それにしてもこの業界、今後も技術競走のビッグゲームが繰り広げられそうですね。
いずれにしても、保有株の快挙にすっかり気を良くする私。日本電気硝子の本社は、琵琶湖をのぞむ滋賀県大津市。来年になったらGoToトラベルで行って拝みたい←パワースポットかッ!