1,515円は道に落ちてない！
日経平均、本日底力を見せて、昨日の下げをほぼ全戻し。
その上昇に寄与したと思われる〈4507〉塩野義製薬は、一時7％を超える上げ。PayPay証券で3万円だけ持っていた私の株も、「＋500円」の予想を裏切って、一時2,000円以上のプラス（最終的には＋1,515円）。ほんのちょっとだけど、いいの、いいの。たとえ1515円であっても、道には落ちてないですからね！
塩野義製薬の株価上昇の理由は、「開発中のコロナ飲み薬が､オミクロン株への効果も確認した」とのニュースだったけど、今後はこれが承認されるかどうかがヤマ。薬品関係の銘柄って、治験中断とか承認取れずとなれば間違いなく大暴落。ヒヤヒヤ・ドキドキものなのでミニミニ株で持っているのが私にはちょうどいい。
いずれにしても、世界各国の治療薬が効果を発して、一日も早く地球からコロナがいなくなってくれることを祈るばかりです。
今月はIPO（新規公開株）ラッシュ
さて、今年は新規上場企業が例年になく多く、全部で120社もあるそうです。コロナで上場を延期していた会社も、やっとアフターコロナが見え始めてスタートできたということでしょうか。特にこの12月はIPOラッシュ。なんと33社も新規上場します。フィンテックや人工知能関連といった〝イマドキ〟銘柄が多く、業務内容を見ているだけで、世の中ますますデジタル化が進んでいくんだなぁと実感。今後ますます年齢だけが進化する私も、ギリ、ついていかなくちゃ。
たとえば、IPOのなかでも大型銘柄として注目されている〈7383〉ネットプロテクションズホールディングス。ここは、BNPL（Buy Now Pay later）関連。読んで字のごとく「バイ・ナウ・ペイ・レーター=今買って後で払う」システムのことで、今後の注目市場。
無利息で分割払いができて、クレジットカードのような審査もない。確かに若い世代を中心にウケそうです。
すでに米Amazonでは、50ドル以上の買い物にはこのシステムが導入されているそうですから、クレジットカード会社もオチオチしてられませんね。
それからもう一つ。私も注目するのが〈4418〉JDSC。業務内容は、「AIや機械学習などを活用したアルゴリズムモジュールの開発とライセンス提供事業」と書かれているけど、えっ？ チンプンカンプンですぅ〜。こんなおバカでもわかるように、HPにはこんなことが書かれていました。
JDSCは日本の産業をアップグレードすることを使命とした東大発のAI企業です。今私たちが生きるのは、かつての高度成長時代ではありません。労働人口が減る中で、労働生産性を高め、豊かさを享受するため、AIを通じて企業を、産業を、ひいては日本をアップグレードしてまいります。
な、なるほどォ〜〜〜汗（←ホントにわかったのか？）
何も分かってないのに、なぜ私が注目するかといえば、社長がオモシロそうだから。加藤エステル聡志さん。ハンガリー人のお父さんと日本人のお母さんとのハーフだそうです。
もちろんオモシロいのはお名前じゃありませんよ。その経歴！
- 大阪の普通の小・中学生として過ごすも、中3で「ボク、東京へ行く」と一人上京しちゃう
- 都立高校へ通うも、画一的教育方針がイヤになって自主退学
- 一人で勉強して大検→東大合格
- P&G社へ入社するも、モノを売るより人や組織を学びたいと3年で退社
- 世界一周の旅へ
- 帰国してマッキンゼー･アンド･カンパニーに入社
- その後、米系製薬会社に入社
- 教育問題に興味をもって、AIを駆使したタブレット型通信教育サービス「リスジャパン」創業
- 「一般社団法人日本データサイエンス研究所」設立
- 社団法人から一部事業を譲渡する形で株式会社日本データサイエンス設立（現・株式会社JDSC）
- 2021年12月20日〈4418〉JDSC 東証マザーズ市場へ上場
いやもう波瀾万丈。加藤社長、めちゃくちゃチャレンジングな人生を歩んでこられた方なんですね。従来の日本型エリートと違って、最近の起業家って、こんなふうに次々と場を変えながら、キャリアや自分の可能性を切り拓いていくんだなぁと思いました。
そんなわけで、〈4418〉JDSC、今後も大注目！ ただしIPO銘柄はまさに絶叫コースター。恐いから当分乗らない……。
IPO初日の昨日は大陽線（赤）。本日は大陰線（白）。ほら、恐いでしょ。
