「悪材料」とはこういうことね
「材料」一つで株価は急騰、急落。ホント、何が起きるかわからないのが相場の世界です。
太陽光やバイオマスの再生可能エネルギー分野で期待されていた〈9519〉レノバの株価が昨日からストップ安。本日も、売りが殺到してなかなか寄りつきません。
政府が公募していた秋田県沖の洋上風力発電事業の事業者案件。レノバは本命視されていたのに、このコンペに負けちゃったんですね。
レノバといえば、脱酸素の流れに乗った注目銘柄でした。株価は右肩上がりだっただけに投資家の期待も相当なものだったんでしょう。だけど、期待が大きいと、それだけ落胆も大きいんですよね〜。
「ハロー効果」による「ロス効果」
たとえば東大卒業したってだけで、「こいつ、仕事がデキるんじゃないか」って思っちゃう……みたいなことってありますよね。こういうキラキラ・エフェクトのことを、心理学の言葉で「ハロー効果」っていうんです。
だけど、期待が大きかっただけに、「使えねぇ」ってなったときの落胆は必要以上に大きいもの。これ、「ロス効果」。
逆に普段から素行のよろしくないヤンキーが、捨て猫拾ったりすると「なんかいいヤツじゃーん」って評価が上がる、これは「ゲイン効果」。要するにギャップ萌えですね。
レノバの場合、キラキラ銘柄だっただけに「ロス」大きいです。保有していた投資家は、「お正月のお餅代、どーしてくれるーーー」って嘆いていることでしょう。
こうなったら、どうしようもないヤンキー株でも探して、一発逆転を狙いますか。