日本語を勉強したい外国人が急増！
熱しやすく冷めやすい。そんな私が株を始める前に一時熱くなったもの、それは英会話の自主練！ 寝ても覚めてもENGLISH！ なんだったんだろ？ あれ。
そんな頃、人にすすめられたのが、米国発の語学学習アプリDuolingo（デュオリンゴ）でした。利用者は世界でなんと5億人。地球で最もダウンロードされている学習アプリで、実際ゲームをやる感覚で楽しく勉強できて、効果もスゴイらしい。
ニューヨーク市立大学とサウスカロライナ大学が共同で実施した第三者独立調査によると、「Duolingoで学習した34時間は4年制大学における言語教育の1学期分に匹敵する」とのこと。出典：ライフハッカー
えっ!? 1日1時間ちょっと勉強すれば1か月で、1学期分終わっちゃうってこと？ マジか！ いつもなら即やってみるところだけれど、この時、私のスマホは他の英会話アプリで埋まっていたので、実際にはチャレンジしませんでした。
※ちなみに、この学習アプリを制作するDuolingoは、ティッカーシンボル〈DUOL〉。教育関連ではなく、バリバリのテクノロジー企業です。
21年7月にナスダック市場に上場したばかりで注目を集めたけど、今見たら下降中なのね。今年はナスダックが危ういから、もし買うなら底をつくまで待ったほうがよさそうですね。
で、何を言いたいのか？ この「Duolingo」、40の言語が学べるんですが、そのなかで、昨年2021年、イギリスとアメリカでユーザー増加率がいちばん多かったのは日本語だったそう。
つまり、来てる！ 日本ブーム。
もちろんアニメやポケモンのようなポップカルチャーですでに日本ブームはあったわけだけれど、最近のインバウンド戦略にのって日本へ旅行に来て、日本ファンになった人が激増したんじゃないか。
そんななか、和食の美味しさに目覚めた人も多いことでしょう。実際、東京オリパラの選手村では餃子とお好み焼きが大人気だったとか。
和食を売り込む大チャンス
そこで、今こそ和食を世界に広めるチャンス。日本の食品が海外に広がれば、日本の農業や漁業、畜産業も活性化するしね。
政府も2030年までに日本の農産水産品と食品の輸出を現在の1兆円から5兆年までに伸ばすという目標を掲げていますよ。
たとえば、「スマ」という魚。天然物は漁獲量が少なくてほとんどお店に並ぶことのない〝幻の高級魚〟と言われています。
しかし、その「スマ」の養殖技術をず〜と研究開発していたのが愛媛県や和歌山県。で、結果的に完全養殖に成功して、昨年あたりから一般販売もされるようになったそう。
これ、ブリ並みのコストで味はマグロの大トロなんだって。新しい食のジャパンブランドの一つになれるかもね。
ターゲットは世界の胃袋だ
やっぱりね〜、どう頑張ったって人間胃袋は一つ。この少子高齢化時代、国内だけを相手にしていたって食関連産業の成長はしぼむ一方です。
世界の胃袋をターゲットにしなきゃ！
日本人口1億2610万人→世界人口78億7500万人 ドヤッ！
そこで投資目線では、外食産業も狙い目の一つかもと思う次第。
今も海外展開している企業は多いけど、海外が成長戦略の視野に入っていくんじゃないか。コロナで日本には来れなくても、自国で和食が食べれられたら好きな人にとっては嬉しいもんね。
たとえば、回転寿司チェーンで業界トップの「スシロー」を擁する〈3563〉フード＆ライフカンパニー。今は少し低空飛行だけど、ここまでは最高益を更新し続けてずっと右肩上がり。
昨年11月に発表した中期計画では、「2024年9月に海外の店舗数を、21年9月の3倍の200店規模。海外での売上高比率も3倍の21％まで引き上げる予定」だそうですよ。
それから「丸亀製麺」の〈3397〉トリドールホールディングス。現在、世界10の国と地域で221店舗（ホームページより）展開中。
このコロナ禍にもかかわらず、昨年は欧州で初めて英国・ロンドンに店舗をオープンしましたよ。リバブールストリート店、「The Ｏ2」アリーナ店、カナリーワーフ店と、なんと３店舗も！ 行列、できたらしいです。
トリドールホールディングスは、これを機に本格的にヨーロッパ進出。2026年までに欧州で100店舗目指すそうです。
それにしても丸亀製麺、なんでトリドールなんてなんだかオシャレな会社名にしたんでしょうね。トリドール（TORIDOLL）って、鳥（トリ）＋DOLL（人形）の造語らしいけど、丸亀の亀（カメ）じゃダメ？ カメドールホールディングス……ダメよね。
