ウワサで買って、事実で売る
今朝のニュースによれば、ついに欧米がロシアに対してSWIFT(国際的な送金システム)からハズすという経済制裁を決めたらしい。
SWIFTは経済制裁のなかでは、ラスボス的な最後の決め手。
武力に対抗できるものは、武力ではなく経済(「アノニマス」のサイバー攻撃もこの際許されるか…)。この選択が有効であってほしいですね。
それでないと、世界は暴力うずまく暗黒の時代に突入しちゃう。
さてこんなときに株の話をするのは不謹慎かもしれませんが、
米国・日本市場ともに、ウクライナ侵攻が始まった当日大幅に株価が暴落。でもその翌日、今度は大幅に反発。「ロシアが撤退したわけでもないのに、なぜ上がる?」と不思議だったんだけれど、どうやら、バイデン大統領の会見で、その段階ではまだSWIFTにまでは言及しなかったことが好感されたからだったらしい。
相場の格言に「ウワサで買って、事実で売る」という言葉がある。
分かりやすい例では、
「ファイザーがコロナワクチン開発したらしい」→ファイザー株価爆上がり
「実際ワクチンが大量供給された」→はいはい、そうですか。売り!
今回はその逆で、実際戦争が起こったら株価が上がるという現象。
株の世界って、なんかちょっと非情なんですよね。
とにかく、そんなわけで明日の相場は再び大混乱予測。このところ好調だった商社株はきっと暴落ですね。それとも、格言通り「SWIFTなんざ、もうウワサで知ってました」と、ビクともしないのか。
SWIFTがダメでもロシアは仮想通貨で取引するから痛手なし、の説もあるけどそんなこともあるんでしょうか。今現在、ビットコイン、突然上昇中なのが気になる……。
地球を自分サイズに縮めてみると……
いずれにしても、株をはじめて良かったと思うこと。
それは、今までチンプンカンプンだった世界の政治や経済を、自分サイズに落として考えられるようになったこと。なにしろ、世界の問題は、私のお財布の問題でもあるのだから! まだまだ分からないことだらけでモヤモヤしっ放しだけど。
年いってから大学入り直したくなる人の心境、今ならわかるわーー。
ヤバイ、入っちゃう? 経済学部。