何歳からでもワクワク株投資

200万円をどこまで増やせる?

お化けは、出そうな時がいちばん怖い

どうなる? 米インフレ率!

今夜はいよいよ米国のインフレ率を表す指標、CPI(消費者物価指数 6月分)が発表されますね。通常なら、

インフレ率が予想より上→大幅利上げ確定→グロース株中心に株価暴落→阿鼻叫喚

の流れですが、相場の世界には「織り込み済み」という不思議なワードがあります。どんな悪材料が出ても、投資家が「ハイハイ。もうそれ、わかってますから。覚悟できてますから」とすでに納得して受け止めていれば、大難も小難となるわけです。

「幽霊の正体見たり枯れ尾花」ということわざがあるように、お化けだーー! と怖がっていたら、実は風に揺れる枯れすすきだったなんてことはよくあるもの。

相場は、枯れススキには大騒ぎしても、ホンモノのお化けが出たときには案外冷静ってことです。

だから大事なのは、数値そのものじゃなく、相場がどう受け止めるか。

当局もそれがわかっているから、たとえば事前にジャーナリストにわざとヒントを与えて書かせたりして、ショックをやわらげようとするんですね。今回もホワイトハウス報道官が「今度のCPIは、高い水準になりそうだ」とポロッと言っちゃったりして。これも、個人のミスでバラしたわけじゃなく、マーケットへの気配りなんだと思います。

ただ、相場が織り込んでいるかどうかは、フタを開けてみなきゃわからない。

さて、どうなるか。ドキドキですね。