今日は「権利落ち日」だったのに……
昨日『エブリシング・バブルの崩壊』(集英社/エミン・ユルマズさん著)を紹介したばかりなのに、なんと今日は株も仮想通貨もゴールドも上がってエブリシング・イケイケどんどん。本日、日本市場は配当の権利落ち日。普通なら総じて株価は下落するはずなのに、今日の日経平均、強かった! これも、昨日、突然、英中央銀行が長期国債を無制限に購入するなんて発表したせい(おかげ?)。金利がメッチャ下がって、我も我もとパニック買いですよーーー。思ってたのと違うんですけどォ。
損切りして、ソンした!
ここで、株主権利についておさらい。
- 9月28日(水)権利付き最終日……この日までに買い付けして保有すると、株主権利が取得できる
- 9月29日(木)権利落ち日……この日に買い付けをしても受渡日が権利確定日を超えてしまうため、株主権利を取得できない ←今日、ココだった
- 9月30日(金)権利確定日……株主権利の取得者を確定する日
普通は権利付き最終日が近づくと、配当目的で株を買う投資家が増えるため株価は上昇。権利落ち日には、売っ払っても権利だけは受け取ることができるため株価は下落傾向。(権利落ち日に買えば安いところで拾えるので、買いも入ることは入るけど)
なのに今回は、上昇するはずの昨日、権利付き最終日に株価は下落→「明日はもっと下がると」考えた私は、損切りした。
本日は株価下落するはずなのに株価は上昇→昨日損切りした株、軒並みガツンと上がってるよーー。損切りしてソンした! 私、メンタル、削られた
ちなみに豆知識。
信用で株を買っている場合は、証券会社が所有する株を借りて買っているという形なので、権利付き最終日に株を買っても株主権利はもらえない。その代わり、その株の株主である証券会社から配当分に相当する「配当調整金」っていうのをもらえるんです。
ただし、空売り(株価が下がると儲かる)していて権利付き最終日をまたいでしまった場合、証券会社名義の株を売ってしまった形。なので、本来なら証券会社が受け取れたはずの配当金分を逆に請求されちゃいますよ。
こういうことは信用取引の説明に買いてあるんだけど(小さな字で)、ややこしくてちゃんと読まない人も多いんです(それは私)。気をつけたいですね!
さて、いずれにしても、投資の世界に「普通」とか「絶対」はないと、改めて肝に銘じた次第。
ただ、このエブリシング・爆上げ、いつまで続くのやら。
私は日本株も米国株もあともう一段下げするんじゃないかと予測していたんだけど……。そして十分下がったら、また個別株をこつこつスイング・トレードする予定だったんだけど……。
下はナスダック100の日足チャート。サポートラインになっている前回安値を下抜けるか、反発するか。今週が勝負だ!