何歳からでもワクワク株投資

200万円をどこまで増やせる?

インフレ地獄は想像以上

米AT&Tの決算でわかったこと

マーケットは決算シーズン真っただ中。米国でも、ネットフリックスやテスラなど、大手の決算発表が相次ぎました。

アメリカの個別株は持っていないものの、私も、やっぱり大手の決算には興味津々。なぜって、影響力のある企業だと、たった一社の決算がダウやナスダック、S&P500などの指数を動かしてしまうから。日本なら、たとえばユニクロのファーストリテイリングだけで、日経平均全体が200円くらいは上下しちゃうこともあるんですよね。

そんななか、昨日は通信会社大手AT&Tが決算を発表し、その結果、株価は一時10%ほども大きく下落。まあ、それは仕方ないとして、ちょっと驚いたのがその中身。なんでも、電話や携帯の利用料金の支払い延滞が発生しているとかで、キャッシュフロー予想を20億ドルも下方修正したんです。

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電話料金も払えない!

AT&Tといえば、19世紀、電話を発明したグラハム・ベルの会社が前身っていうくらい歴史ある超大手。そんな大企業の決算に影響するほどの未払い金があるってこと。このインフレで、アメリカの人たちの暮らしがどんなにたいへんか、あらためて知らされました。

家を購入する人が減ったり、マンハッタンの家賃が1年で33%も上がった、クレジットカードの「リボルビング払い」が激増中とかの話は聞いたことがあるけれど、電話料金も払えないって………! これじゃ、生活、ホント苦しいですよね。

これで分かるのは、アメリカは、やっぱりかなり強硬に利上げしなきゃいけないってこと。利上げ=株安だから、十分下がったように見える米国相場もまだまだ底打ちしていない。日本株も今ナゾに上がってるけど、いつかドカーンとナイアガラがきそうで怖い。だから、最近、短期でも株買う勇気が出ないんですよね〜。