何歳からでもワクワク株投資

200万円をどこまで増やせる?

砂漠の砂嵐

 

以前、作家の曽野綾子さんの何かの著書で、砂漠の砂嵐の話を読んだことがある。

はるか向こうに、突然、巨大な砂の壁が見えたと思うと、それは音もなく押し寄せてきて、あっという間にあたりを暗闇でおおってしまう。砂を巻き込んだ強烈な風と熱波……。屋内にいても生きた心地はしないが、10分ほどたつと、それは来た時と同じように突然過ぎ去り、何ごともなかったかのような澄んだ青空が再び戻ってくるのだそうだ。

会見するだけで株価を下げる男、パウエルさん

その砂嵐を思い出したのが、一昨日、5月17日の米国市場。

日本時間の深夜3時、FRB(米連邦準備制度理事会)のパウエル議長の会見が始まったとたん、相場は暗闇におおわれ、株価は一気に下落。そして、パウエルさんの発言が、「利上げは継続」と、特に目新しいものではなかったこともあって、株価は再び戻ってきた。

www.bloomberg.co.jp

 

金利が上がれば、株価は下がり、金利が下がれば株価は上がる。金利と株価は、シーソーのような関係だ。だから、パウエルさんの発言に投資家はみな一喜一憂する。米国株を少し持っている私もその一人。

最近、夜中もアメリカ市場が気になって眠れない。昼間は日本、夜は米国と、2つの市場につき合って、1日が2回やってくるんです。

このまま下落が続くか、それともいったん反発するか

そしてそんな砂嵐に見舞われた翌日の昨夜。いったんは平静に戻ったかと思った相場は再び大荒れ。昨年から株を始めたばかりだけど、ダウ平均がマイナス1000ポイントを超えたのを初めて見た。おまけに今日の日経もかなりの下落。

米国株、日本株ともベア相場だとはわかっている。だけど、いったん反発が来て上昇するだろうと予測していたので利確が遅れた!

コツコツ積み上げた利益もあっという間に減ってガックリ。

それでも離れがたいこの世界。見上げた空には、月の沙漠の満点の星が……

あっ、いよいよ幻覚?