何歳からでもワクワク株投資

200万円をどこまで増やせる?

明日がブラックマンデーだったらイヤだなぁ

狼狽買い……からのォ、狼狽売り

週末の米国株は、ジャクソンホール会合でのパウエルさん(FRB議長)の発言を受けて、土砂崩れのように一気に下へスベリ落ちていきました。

パウエルさん、米国の利上げは「インフレ根絶のため、やり遂げるまで続ける」と、これまでと同じ発言をしただけなのに、なぜこんなに下がる?

そもそも、です!真面目な初心者である私は「利上げがはじまれば、株価は下がる」と学んだのに、8月に入って米国株はナゾの上昇であった。

SNSでいろいろな投資家の先輩方の意見を見ると、どうやらこのところの米国経済の悪化を受けて、「利上げは早々に終わって、金融緩和時期が早まるんじゃないか」との投資家の勝手な思惑が、株価を押し上げていたもよう。パウエルさん、そんなことひと言も言ってないのにね……集団幻想?

それから、こんなふうに株価がグングン上がっていくと「この流れに乗らなきゃ!」との焦りの投資家心理が働いて買いが買いを呼び、さらに株価を押し上げることもあるんだそう。

なるほど、自分だけソンしてたまるかって、その心理、分からんでもない、いや、わかる!

まあ、そんなこんなで、フェイクっぽい上昇相場を作り出していたのでした。

で、パウエル発言で我に返ったというわけ。

普通なら、あれだけ下げたから、明日の月曜日は少しは戻すかもと思いたいところだけど、狼狽買いに狼狽売りの結果だから、今度は売りが売りを呼ぶ展開かも。明日、米国株、日本株ともブラックマンデーにならなきゃいいけど……。

 

 

上のチャートは、最近の「NASDAQ  100」の日足。

黒矢印をつけたのは、金曜日の暴落ローソク足だけど、これ、日本古来のチャート分析術「酒田五法」でいうところの「包み線」。長〜いロウソク足が直前の足をすっぽり包んじゃうことで、陽線を陰線が包んでいるため、下落の勢いが超強いということ。「さあ、ここから下降しますよ」のサインになりやすい。この場合、直前足だけでなく、4日前までの足も包んだかっこうなので、もしかするとかなりヤバいかも。