何歳からでもワクワク株投資

200万円をどこまで増やせる?

「負けない試合」か「勝ちにいく試合」か

ついにFXに進出しちゃう!?

最近私は、FX(外国為替保証金取引)の勉強をしている。

ご存知のようにFX は自分の資金にレバレッジをかけてトレードするスタイル。負けると損失が大きいので、気軽にはじめると大ケガしちゃう。なので、たいていの証券会社には「デモトレード」といってリアルなチャートを使ってリアルな取り引きができる体験版が用意されている。

そこで私も、本やユーチューブで勉強する以外に、このデモトレードを使って練習を始めたというわけ。

私が使っているGMOクリック証券のFXネオ(デモトレード版)の発注画面

で、やってみて2つの教訓を得た。

1 アンタなんか100万年早い。おととい来やがれ!

FXをやるには、各国の金融政策や経済状況、経済指標なんかをもとに行うファンダメンタルズ分析と、チャート上のローソク足の値動きを読むテクニカル分析が必要。ただ、ファンダメンタルズはまったくわからなくても、チャート分析だけで利益を上げるトレーダーも多い。

そこで私もとりあえずテクニカルで勝負。

この1年半、個別株のスイングトレードをやってみてチャートの読み方はだいぶ慣れたつもり。なんなら内心「FXなんか簡単じゃない?」なんてドエライ傲慢っぷりでさえあった。ところが、そんな自信はあっという間に木っ端みじん。

特にデイトレやスキャルピング(数秒から数分、数十分単位での取り引き)では、あらかじめ値動きを予測して、「ここで買って、ここで売る」と決めておくのが大切とされているのだけれど、予測というよりただ値動きに振り回されてアワアワするだけ。

というわけで、100万年早かった!一からコツコツ出直します。

2 負けなければ、勝つ

ビジネス書なんかには、よく「負けない試合ではなく、勝ちにいく試合をしろ」なんて書かれています。失敗を恐れて現状維持を選ぶのではなく、積極的にチャレンジしろという意味です。仕事もそこそこ楽しく、給料もそこそこ。慣れた仲間と仕事して、会社帰りにみんなで居酒屋で上司の悪口でも言ってりゃ幸せ〜、みたいな人生もいい。

でもそれは最悪ではないけど、最高でもない。確かに、人生の伸びしろ消すよね……っていうわけで、勝ちにいくのも大切かも。

だけど、投資の世界はドーンと儲けようと勝ちにいくより、「負けない」ことのほうが大事。負けないとは、なるべくお金を減らさないこと。要するに素早い損切りです。

人生においては選択肢は無限なのに比べ、株価や為替の値動きは「上がる」か「下がる」かの2つしかない。10回サイコロをふって4回「下」が出ても、6回「上」が出れば利益が出る。

そして、サイコロは100回ふって100回とも全部「下」なんてことはあり得ない。なので損を最小にすることだけを心がけてやり続ければ、いつか必ず勝てる。

つまり、負けなければ、勝つ!のである。

(しつこいけど、この場合の「負けない」は、買った株が上がるという意味ではなく、買った株が下がったら必ず損切りしてお金を減らさないということです)

だけど、わかっちゃいても、損切りってむずかしいのよね。これまでの個別株投資でも、どんだけ含み損を抱えたことか(今も抱えてる)。今日は下がったけど、明日は上がるかも……と淡い期待を抱きつつ待つうちに、切るに切れなくなるのよね(涙)。

ただ、レバレッジの大きいFXでそんなことしてたら、全資産、秒で吹き飛びます。

なので、自分で決めた損切りラインにきたら機械的に切るのが大事。切ったとたん爆上がりしても、そんなの関係ねぇ(小島よしおさん、お元気ですか?)

なぜなら、損切りは「負け」ではなく、「勝ち」の一部なのだから。

それから、チャートを見ながら「上がれ、上がれぇ」と呪文を唱えたり、お祈りしたりするのもダメ。そういう感情が入った場合、たとえばちょっと陽線が出ただけで「おっ、こりゃここから上がってくんじゃないのォ?」なんて自分の都合のいいように勝手な解釈をして冷静な判断ができなくなるから。

だからもうですよ、。いかに感情スイッチを切るかが大事なんですね。

さて、以上2点の学びを得た私。来年こそ負けてたまるかーーと、早速感情的になってるよ 笑