芸風（？）、変えるべきかも！
株を始めて半年ちょっと。最初の頃チェックしていた銘柄が今や株価2倍！ なんてのも珍しいことじゃありません。
私は超短期のスイング投資。で、負け倒しているわけですが、チョコマカ売り買いせずに、買ったらドーンと構えてガチホすれば今頃もっと儲かっていたのになぁ……と、この頃切に思います。芸風、変えたほうがいい？
さて、そんなみるみる値上がりした銘柄の一つに、〈2158〉FRONTEOがあります。
FRONTEOは、今をときめく人工知能銘柄。AI技術を駆使して、たとえばこんなことをしています。
- 訴訟支援……膨大な資料から裁判に勝てそうな証拠につながる文書を見つけ出したりする
- 創薬支援……世界中の医学論文を解析して製薬会社が必要とするデータと取り出す
- 認知症診断支援……高齢者の普段の会話を分析することで、お医者さんより早く的確に認知症の早期発見をする
- 自然言語処理技術……簡単にいうと、スマホやパソコンで文字を書くときの予測変換みたいなものらしい。こういう技術を使って、専門家の経験やカンのような言語化しにくい、いわゆる「暗黙知」の分野を解析して、未来の行動に役立つようにデータ化する。要するに、仕事がデキる最強の先輩みたいなもの？
理数系に弱いので、解釈が間違ってるかもしれないけど、スゴそう！ ということだけはわかります。決算を見れば、業績だって絶好調！
おまけにここの社長さんは、防衛大学校出身→海上自衛隊の幹部候補生→宇宙飛行士目指す→半導体業界へという異色の経歴。なんかカッコイイ！ どんな困難にも負けずに地球（投資家）を守ってくれそうじゃありませんか！
買いたいですよね？ 買いたいですよね？ 買いました！
それは2か月半ほど前のこと。株価2,002円でした。チャートは右肩上がり。しかし、これはイケるかぁ♪ と思ったとたん、ダラダラ下がりが始まっちゃった。小心者の私は思います。「このまま奈落の底に真っ逆さまに違ない」と。結果的に泣く泣く損切りして、100株だけだったとはいえ、34,090円もソンしました。
今ならわかります。株価が一時的に下がったのは、単なる「押し目」。放っときゃそのうち上がったんです。
実際、その後FRONTEOの株価はみるみる上がっていきました。上がり過ぎて、私などビビって指をくわえて見てるしかありませんでした。
で、先月の11月26日ですよ。ズドーンとブチ上がって株価はついに5,300円。私が買ったときからわずか2か月で株価が2.6倍になったのでした。
山高ければ谷深し（再び）
以前も同じ見出しを書いた日があった気がするけど、まあ、文字通りそういうこと。
FRONTEOサマ、奈落の底に転落してしまいました……。
社長が宇宙を目指しただけあって、FRONTEOサマの株価には重力ってもんがないのかと思っていたら、やっぱりありました。
突然の下落の原因は、信用取引の利用が過度になって「信用規制（委託保証金率の引き上げ）」が発動したからのようです。最後のほうはストップ安が連続したので、売るに売れず阿鼻叫喚。地獄を見た投資家もいらっしゃったんじゃないでしょうか。
12月9日現在の株価、2,330円。キラキラ王子様銘柄から、一気にド庶民に成り下がってしまいました。会社は何にも悪いことしてないのにね。
非情なる相場の世界、ホント、恐い！
