先日読んだ石田衣良さんの小説『波の上の魔術師』が原作となったドラマがある。
投資家の片山晃さん（アルバイトで稼いだ65万円を150億円にした方）が、何かの動画で、株をはじめたきっかけになったのが、そのドラマだったとおっしゃっていました。
『巨人の星』を見て野球選手を目指したり、
『アタックナンバーワン』を見てバレーボール選手を目指したり、
『スマッシュを決めろ』でテニスプレーヤーを目指したり……。古い？
ドラマでもマンガでも何でもいいけど、「きっかけ」って大事。
話を戻すと、そのドラマとは
長瀬智也さん主演の『ビッグマネー！〜浮き世の沙汰は株しだい〜』。
2002年、フジテレビの木曜劇場で放映されたもので、動画を探したけど、AmazonプライムビデオにもフジテレビのオンデマンドFDOにもなし。
あきらめかけていたら、なんとYouTubeにアップされていました。画像悪いけど。
あと、AmazonではDVD BOXを売ってますよ。
伝説の相場師であるナゾの老人を演じるのは、今は亡き昭和の大スター植木等さん。
脇をかためる役者陣のなかでは、総会屋を演じた小日向文世さんが最高でした。
小日向さん、ニコニコ笑いながらスゴむ演技がとてつもなく怖くてチャーミング。
モチーフは株だけど、ドラマとして面白かった。
一つ驚いたのが、株のチャートはパソコンで見るものの、売り買いの注文は証券会社に電話するところ。2002年ってまだそんな時代？ ネット証券、なかったの？
一刻一秒を争うのに、担当者が電話に出られなかったらどうするんだろう……。
ナゾにヒヤヒヤさせられたのでした。
