何歳からでもワクワク株投資

200万円をどこまで増やせる?

「運」は自分で作れるのか?

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「私は優秀な選手ではなく、運のいい選手になりたい」

そう語ったのは、1930年代にメジャーリーグで活躍したレフティ・ゴメス選手です。

賛成! 私だって、できれば運のみで勝負したい! だって今から優秀であろうとしても、もうムリそうだから……。

投資は「運」で勝てるもんじゃないのはわかってる。だけど、多少なりとも「運」の力は借りたいものだ。「たまたま仮想通貨買ったら、それが1億円になっちゃった!」みたいな運は、どう考えても棚からぼた餅式の偶然のラッキーにしか思えないけど、運のなかには偶然とかオカルト的超常現象じゃない、再現性のある運もあるんじゃないか?

そこで考えてみましたよ。運のいい人は何をやっているか? あやかりたい、いや学びたい。そして私も強運の持ち主になろうじゃないか!

運のいい人がやっている4つのこと

  1. 運のいい人は、目ざとい
  2. 運のいい人は、人に親切
  3. 運のいい人は、移動距離が長い
  4. 運のいい人は、小食
1.運のいい人は、目ざとい

運がよくなる方法を科学的に解き明かそうとした人がいます。イギリスの心理学者、リチャード・ワイズマン教授です。

教授は、「運がいいと思っている人」と「運がないと思ってる人」を同人数集めて、いろいろな実験をしたんですね。たとえば、裏返しにしたカードに書いた数字を当ててもらうとか、コインを投げて裏か表か当てるとか。ですが、何をやっても運がいいグループも悪いグループも大差なかったそうです。

ただ一つ。こんな実験をしたときだけは違いました。それは新聞を渡して、この中に何枚の写真がのっているか答えてもらうという実験。運がいい人グループの大半が素早く正確に答え、運が悪い人のグループではほとんどの人が時間がかかったり数え間違えたりしたそうです。

運がいい人は何をしたか? 実はその新聞にはあらかじめ「この中には○○枚の写真があります」と大きな文字で正解が書かれていたんです。運のいい人が答えをすぐに言えたのは、このメッセージを最初に読んだから。

そう、運のいい人は目ざといんです!(道で100円拾ったりするし 笑)

なぜ目ざといのか? 運のいい人は「私にはつねにチャンスが回ってくる」とどこかで思っている。つまり、人生を信頼しているからなんですね。反対に運の悪い人は、はなっから「どーせ自分にはいいことなんか起こりっこいない」とドンヨリしてる、あきらめてる。だから見えるもんも見えずにツキを取り逃がす……と、まあ、ワイズマン博士が発見したのはそんな説です。

 

そういえば、バブルの時代、ビジネスで成功した人がよくこんなことを言っていたものです。「自分にあったのは、根拠のない自信だけ」とかなんとか。ちょっと浮かれてますね〜。今なら成功者は、謙虚に「運がよかっただけ」と言うでしょう。ただ、言い方が違うだけで、「根拠のない自信」と「運の良さ」は実は同義語なんじゃないかと思います。

要するにですよ、才能があるとか、人一倍努力したとか、そういう裏付けがなくても「私は大丈夫、できる!」と思っちゃった者勝ち。つまり、明るく自分を信じられる人に運の神さまは味方するというお話です。

2. 運のいい人は、人に親切

これ、投資をはじめてつくづく実感することです。たとえば、私が心のメンターと勝手に慕う『手堅く稼ぐ! 成長株集中投資法』(KADOKAWA)の著者、株の買い時さんだってどえらい親切ですよ。初心者向けにこうして書籍で投資の技術をあますことなく教えてくれるだけじゃなく、ブログやYouTubeでも初心者の疑問にとことん答えてくれる。投資家のなかにはこういう人がたくさんいるんですね。

もちろん株の世界だけじゃありません。世の中には、人に自分の持っている情報やスキルを惜しみなく教えてくれる人が大勢います。困っている人を親身になって助ける人も大勢います。こういう人はたいてい運がいい。株の買い時さんだって、個人投資家としてものすごく稼いでいて、バリバリ強運の持ち主に違いない(多分)。

なぜなら、親切な人は、必ずみんなに感謝されるからです。別にご本人は見返りを求めているわけじゃなくても、「してもらったから、今度はお返ししなきゃ」って誰だって思います。で、いい仕事やいい人脈を紹介してもらえたり、おトクな情報を教えてもらえたりして、ますます運がよくなるんです。

だからやっぱり、人のために何かできる人にならなきゃいかん! ってことですよ。

3. 運がいい人は、移動距離が長い

動かなきゃチャンスに恵まれません。これ、当たり前のことだけど間違いない。白馬の王子様は、家の中にはいないんです。外に出て動き回らなきゃ、出会いもオモシロい体験もありません。

成功している人は、たいていすごく動いています。忙しい合間を縫ってあちこち旅したり、美味しいモノを食べにわざわざ遠くまで出かけたり、会いたい人に会いに行ったりして、ものすごくフットワークが軽い。だから、人生における移動距離、チョー長いです。

コロナも落ちついたし、私もそろそろ旅に出なくちゃね。

ただね〜、さっき見たら、iPhoneの歩数計、本日47歩! ダメじゃん、私!

4. 運がいい人は、小食

これを言ったのは、江戸時代の観相師(顔相を見る占い師)、水野南北です。

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神坂次郎さんが描いた水野南北一代記

南北は、「黙って座ればぴたりと当たる」と言われた占い界のレジェンドです。

もともとは荒くれ者の半端ヤクザだったのが、その道の大家となるまでの一代記はとっても面白いんだけど、今回、そこは割愛。

とにかく、諸国を漫遊し、人の顔を見まくり研鑽を重ねた南北いわく、「禍(わざわい)を福に転ずる道は食にあり!」

「観相はたまにははずれることもある。だが、絶対にはずれないのは、大飯を食らうようなヤツは生涯出世しないということだ」なんだそう。

つまり、小食こそ自分で運を作るノウハウの一つ。大食い、美食家、大酒飲み、絶対運を落とします!

かくいう私、緊急事態宣言中3キロも太ってお酒もガバガバ飲んでいる……。だから、株でソンばっかしてるのかァ。